元気カプセル!ゲンキの時間 「口呼吸」について 感想

      2024/07/10

元気カプセル!ゲンキの時間。今回のテーマは「口呼吸」について。

鶴見大学臨床教授の武内博朗先生が出演されるとのことで拝見しました。

私自身、今回のテーマにはとても関心があります。

というのも、私の小学生の娘がいつも口が開いており口呼吸をしています。

普段から「口が開いてるよ!」と声かけをしたりしているのですがなかなか治りません…

小学生の低学年にはもしかしたら内容が少し難しいかな?と思いましたが、娘と一緒にテレビを観ました。

冒頭から口の開いた人を見るなり、いつもポカーンと開いているお口が閉じています。

今まで毎日のように口酸っぱく声かけしても改善されなかったのにと…これは期待大です。

 

「口呼吸」は万病のもと!百害あって一利なし!

 

風邪、インフルエンザ、気管支炎などのウイルスや細菌によって引き起こされる病気や睡眠時無呼吸症まで口呼吸が引き金になっている可能性があります。

 

口呼吸をすることで 口内が乾燥→ウイルスなどが付着→風邪

 

一方、鼻には鼻毛やせん毛が生えていて、鼻呼吸をすることでウイルスや細菌などを外に押し出してくれるフィルターの役目をしてくれています。鼻呼吸によって感染症のリスクを下げてくれるのです。

 

さらに、口呼吸では歯科の2大疾患である「むし歯」と「歯周病」にもなりやすいといわれています。鼻呼吸の人と口呼吸の人とでは、口呼吸の人の方が口内の細菌の数が増えやすい環境にあります。唾液には口の中をきれいにする自浄作用という働きがありますが、口呼吸をすると口の中が乾燥して唾液が減ってしまいます。自浄作用が低下した口内ではむし歯や歯周病の原因といわれる悪玉菌が増えてしまいます。

 

口呼吸をすることで 唾液の減少→細菌の増殖→むし歯や歯周病になりやすい

 

 

近年、喘息の患者数も増加傾向にあり口呼吸が原因で喘息になるわけではないですが、喘息を悪化させている可能性があるということです。寒暖差の激しいこの季節は要注意だそうです。

 

睡眠時無呼吸症では口輪筋の問題で口があいてしまうかもしれないということと、舌筋の衰えにより気道が閉塞し、呼吸が止まってしまうリスクが上がるといいます。心拍の上昇が血圧の上昇を招き、心疾患や脳卒中のリスクも上がると言います。

 

口呼吸の原因としてはアレルギー性鼻炎などの鼻詰まりにより口呼吸が習慣になってしまったり、口輪筋の衰えが口呼吸の原因の一つといえます。アレルギー性鼻炎などの症状がある方は、まずは鼻詰まり解消をしなければならないので、耳鼻咽喉科で治療の必要があります。

 口輪筋の衰えはどうでしょうか?チェック方が紹介されました。

 

☆口輪筋のチェック法☆

口笛で「ドレミファソラシド」がしっかり吹けるか

(できない・高音が出ない場合は口輪筋の衰えている可能性あり)

 

口輪筋を鍛えて口呼吸の改善を!

 

・腹式呼吸をする(鼻呼吸を意識する方法)

①    おなかを膨らませる

②    鼻で息を吸う

③    お腹をへこませながら口から吐く

 

外出前 食後 などのタイミングを決めて習慣づける→無意識で鼻呼吸ができるようになる

 

 

あいうべ体操(口輪筋 舌の筋肉を鍛える)

①    口を大きく開き「あー」 口輪筋

②    口を横に大きく広げ「いー」 口輪筋

③    口を前に突き出すように「うー」 口輪筋

④    あご先に向かって舌を突き出し「べー」 舌筋

 

10回1セットを1日3セット→口輪筋や舌筋が鍛えられる

 

ある小学校ではあいうべ体操を日課にしたところ、口呼吸が改善することで毎年25%を超えていたインフルエンザ罹患率が4.8%にまで減ったというデータもあるそうです。

 

テレビを観終わって娘に感想を聞いてみました。

 

娘の感想…

お口が開いているとお口の中がばい菌だらけになってむし歯にもなるし、いろんな病気になるんだね!

風邪とかインフルエンザにはなりたくないな。

明日から朝と昼と夜に10回「あいうべ体操」してお口が閉じれるように頑張るね! とのこと。

 

私が思っていた以上に内容も理解していますし、本人にも気づきがあったようでちゃんと行動変容してくれたらうれしいなと思うところです。

 

今までも、私なりに歯科衛生士という立場からも娘に普段から口呼吸についてなぜ改善した方が良いのかと伝えてきたつもりでしたが、あまり真剣には聞いてもらえず何かいつも一方通行で終わっていました。

私のように、お子さんの口呼吸を改善したいと悩んでおられる方も多いかと思います。

 

このように、健康番組で分かりやすく情報を発信していただけると、健康や病気について難しく考えていた事も意外と簡単に健康へと繋がる知識と行動などが手に入れる事ができます。

 いつもの診療に置き換えてみると…しっかり患者さんに伝わっているかな…?一方通行になってしまっていないだろうか…?

その患者さんにとって大切な事はお伝えしているつもりですが、それがちゃんと自分の事として捉えて頂けて、理解して頂けているか、興味を持って聞いて頂けるような技術も身につけていきたいと思いました。

私たち歯科医療従事者も歯や口腔限定から全身の健康づくりについて大きな役割を担っています。普段の診療などでも、もっと健康についていろんな事を患者さんに情報発信できるようになっていけたら良いなと思います。

鹿児島で歯科をお探しの方はぜひ、ながやまデンタルクリニックへお気軽にご相談ください。



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