歯周病と糖尿病について①

      2024/07/10

歯周病が糖尿病を悪化させるとご存知でしょうか?

また逆に、糖尿病が歯周病を悪化させるとご存知でしょうか?

 

日本でも「国民病」と言われるようになった糖尿病。世界各国をみても患者数は増加し、肥満や糖尿病の人が増えています。

2012年に実施された厚生労働省の

「国民健康・栄養調査」では、

「糖尿病が強く疑われる人」が950万人

「糖尿病予備軍」といわれる人が1100万人

両者合わせると2050万人の人がいるのが現実です。この数字は日本人の成人5人に1人が糖尿病、もしくは糖尿病になる危険性があると言うことになります。

糖尿病が急激に増加した理由として、

ライフスタイルの急速な変化があげられます。

実は、日本人は欧米人に比べ、体質的にインスリンの分泌機能が低いと言われており、元々、糖尿病になりやすい遺伝素質を持っているそうです。

患者数は1位中国、2位インド、3位アメリカで、日本は世界の中でも10番目に患者が多い国でまさに、糖尿病は「国民病」と言えます。

歯周病もまた軽度の歯肉炎から重度の歯周炎まであわせると、成人のおよそ8割の人が罹患していると言われる「国民病」の一つです。

ギネスブックにも「全世界でもっとも蔓延している病気は歯周病である。地球上を見渡してもこの病気に冒されてない人間は数えるほどしかいない」との記載がなされています。歯周病は人類史上最大の感染症であり、いたまに現代人を悩ますやっかいな病気なのです。

この2つの病気の関係が相互に影響を与え、お互いの悪化要因となる事が知られており、医科と歯科でもおさえておかなければならない重要な疾患です。

当院では、歯周病と糖尿病など全身疾患の患者さんの治療にも力をいれております。鹿児島市で歯周病治療をお考えの方は、ながやまデンタルクリニックにぜひご相談ください。

また次回、歯周病と糖尿病の関係についてもう少し詳しくお話していきますね。

歯科衛生士 池ノ上



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