口腔ケアの実際⑤

      2024/07/10

 

 

こんにちは。ながやまデンタルクリニック日記投稿斑です。

またまた今日も続きでSNSでも話題になっている口腔ケアについてお話したいと思います。

昨日は唾液の働きと量のことについてお話ししました。

唾液は食べ物の消化を助ける酵素のほかに細菌やウイルスを防御する働きがあります。

もう少し詳しくお話ししますと、口の中は、常に300種類以上の細菌や真菌が生息しており、私たちの体は腸内細菌と同じように、口の中の細菌とも上手に共存しています。

しかし、口腔内に歯周病菌などの病原菌が増加しこの共存関係にひびが入ると、ウィルスを粘膜細胞に侵入しやすくするプロテアーゼという酵素が出てしまいます。

これによってウイルスの表面のタンパク質が人の粘膜細胞表面にある受容体を認識して結合しやすくなり感染が起こりやすくなってしまいます。(新型コロナウィルスではこの経路がまだ確証が得られていませんが…)ですので、感染防御には口腔内の環境が重要で、口腔内の衛生を保っておかないと、ウイルス感染を助長することになります。

また、飲み込む機能が弱っているご高齢の方では、唾液に混ざった細菌が肺に入り、肺炎を引き起こすことも知られています。

いかがでしょうか?口腔ケアの目的が見えてきたのでしょうか? もうちょっとだけ続きます。

 

鹿児島で歯科をお探しの方は当院までお気軽にご相談ください。

 



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