非生理的咬合について

      2024/07/10

前回生理的咬合と非生理的咬合の判断基準についてお話をしましたが、今回は非生理的咬合の診断方法についてお話をしたいと思います。

 

非生理的咬合とは患者さん自身がお口の中に不具合を感じており治療を必要とすることです。

その判断をする方法として咀嚼機能検査があります。

 

①主観的基準として

 

質問項目1つ、長さ100ミリの直線を表記し、患者さんに直線上に×印を記入してもらい判断します。

 

食べられる・食べられない

食べやすい・食べにくい

噛みやすい・噛みにくい

ものが飲み込みやすい・ものが飲み込みにくい

食生活に支障がない・食生活に支障があるなど。

 

②客観的基準として

 

*食品アンケート 

 被験食品(ゆで卵、千切りキャベツ、ロングパスタスライスハム)ごとに摂食から嚥下までの時間を測定します。

 

*ピーナッツによる粉砕状況と食塊形成の状況

 5回、10回、15回左右別々に咀嚼してもらい、粉砕状況と食塊形成がされているかみます。

 

*グミゼリーによる粉砕状況

 グミゼリーを咀嚼してもらい細かく粉砕できているか、均等に粉砕されているかみます。

 

*ストッピングによる観察

 4㎜にカットされたストッピング一個を一回噛み締めてもらい、圧平されたストッピングの位置を観察。模型歯列上にてストッピングの位置や形態を観察し、主機能部位の確認をします。

 

主機能部位とは咀嚼力がもっとも強く加わる部位のことで硬い食品の破砕を担う部位のことです。

(上顎第一大臼歯と下顎第一大臼歯)

 

主機能部位が位置異常を起こすと破折や食べ物の詰まり、歯周炎などさまざまな障害をおこします。

 

鹿児島市で歯科をお探しの方はぜひ、ながやまデンタルクリニックまでどうぞ

 

歯科衛生士:山下



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