スタディーモデル検査について①
2024/07/10
前回まで前回基礎・基本検査の中の口腔内写真検査、歯周組織検査、パノラマレントゲン写真検査についてお話させていただきましたが今回は最後の一つスタディーモデル検査についてお話させていただきたいと思います。
スタディーモデルとは別名:研究用模型といって、いわゆる治療前の歯型の模型のことです。
この検査の目的として、現在の口腔内の状態を把握するために
・ 歯牙の状態
・ 咬合の状態
・ 歯肉の状態
を患者自身がいなくても立体的にほぼ等倍に観察すること。(特に舌側から)
また、その情報を歯科技工士の先生と共有すること。 がスタディーモデル検査の目的です。
この検査でわかることしましては
・ 歯牙の状態(咬耗、破折、楔状欠損etc )
・ 臼歯部の咬合の状態
・ 欠損部位とその状態
・ 歯肉の状態
・ 歯列状態
また、上下歯列形態が著しく異なり嵌合状態が
とりにくい状態(カタカタ動く)が見られる場合は
咬頭嵌合位のずれ(解剖学的形態学的なずれ)の可能性があります。
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