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急に歯が痛み出した際に考えられる原因とは?

投稿日:2024年7月5日

カテゴリ:スタッフブログ

急に歯が痛み出した際に考えられる原因について

急に歯が痛み出した際に考えられる原因

鹿児島の歯医者「ながやまデンタルクリニック」の歯科衛生士です。

口腔内環境は日々変化しているため、急に歯が痛み出すことも少なくありません。突然歯が痛くなると「虫歯かな?」と不安になることもあると思いますが、虫歯以外にも様々な原因で歯が痛くなる可能性があります。

そこで今回のブログでは、急に歯が痛み出した際に考えられる原因についてお話ししたいと思います。急に歯が痛みだした場合は下記のような症状やトラブルが考えられます。

①虫歯

虫歯が悪化して歯に穴が空くと、冷たいもの・熱いもの・甘いものを口にした際に歯がしみるようになります。さらに虫歯が進行して歯の内部にある神経が虫歯菌に感染すると、神経が炎症を起こすため、何もせずともズキズキと強い痛みを感じるようになります。

②歯周病

口腔内が不衛生になると、歯と歯茎の隙間(歯周ポケット)の内部で歯周病菌が繁殖し、炎症が起こります。症状がさらに悪化すると、歯茎や歯槽骨が溶かされたり、膿が溜まって患部が腫れたりするため、強い痛みを伴います。

③知覚過敏

虫歯はないのに歯がしみたり、痛み感じたりする場合は知覚過敏になっている可能性があります。加齢や歯周病、過剰な力でのブラッシングなどで歯茎が下がると、象牙質が露出するため、外部の刺激が神経に伝わりやすくなり、歯がしみたり、痛みを感じたりします。

④根尖性歯周炎

虫歯が重症化して歯根部分にまで細菌感染が拡がったり、根管治療で神経を取り除いた歯の内部で再び細菌が繁殖すると、歯根先端部分で炎症が起こって膿が溜まるため、患部の腫れや強い痛みを伴います。

⑤歯根破折

歯根破折は歯ぎしり・食いしばりなどの強い咬合力や外傷によって歯根部分が割れたり、折れたりする症状です。歯根破折が起こると、生じた隙間から細菌が侵入して炎症が起こるため、咀嚼時に痛みを感じたり、冷たいものや熱いものを口にした際に歯がしみたりすることがあります。

⑥親知らず

横向きや斜め向きに生えている親知らずの場合は、前方の歯や神経を圧迫することによって痛みを感じることがあります。また、お口の一番奥に位置する親知らずはケアがしづらいため、細菌の繁殖によって生じる虫歯や智歯周囲炎が原因で強い痛みを伴うことがあります。

⑦咬み合わせの不調

就寝時の歯ぎしりや食いしばりなどによって継続的に歯や歯周組織に過剰な力がかかっている場合は起床時に歯や顎に痛みを感じる場合があります。また、つめ物やかぶせ物の高さが合っていない場合は歯と歯が強く接触する部分があるため、咀嚼時などに強い痛みを感じます。